昭和から平成へと変わってきた葬儀

変化する葬儀の形

近年、葬儀のかたちが大きく変わってきました。
これは、従来と現在では、人の生活そのものが大きく変わってきたということにもあります。
いま話題の家族葬儀もこの流れの中にあります。

戦前(第二次世界大戦)から戦中へと、日本全体は貧しく、家族全体で一家を支えるということや、国家の兵力のためなどに、多くの子供を産むのが、当時の母親の役目のような時代でした。
そのため、昭和の初期から昭和20年まで世代では、5人以上で多いところでは10人以上の兄弟という一家も多かったはずです。

葬儀の規模が拡大したのは高度成長期

全体がそのような時代であったことで親戚も多く、その親世代が亡くなれば、葬儀は、それら多くの親戚が集い、また盛大なものとなっていました。
時代が昭和から平成と移り変わり、昭和の終盤から平成の序盤に掛けてバブル経済という経済発展を遂げて、その後、バブルが弾け、不況へとなる変化を遂げてきました。
日本が貧しい時代にお葬式そのものが、村や集落、隣近所、親戚などが集まり、手助けをするかたちで執り行われ、みんなで強力しあうという側面が非常に高く、さらに自宅で弔うということが多く、式の準備(祭壇や幕の準備)食事の準備、香典集め、記帳などの全てを協力し合うということでこなしてきました。

ご近所の相互協力の下で大規模葬が行われてきました

香典も香典帳に書き記し、頂いた香典と同額で、今後の相手方の葬儀の際に持っていくということが通常でした。
当然、多くの人がお参りに訪れるお葬式では、食事やお坊さんに払うお金(お葬式の際にお坊さんによるく供養に掛かる料金)など多くのお金が掛かります。

平成に入ると、お葬式もビジネスとしての側面が高くなってきました。
それが、最近のデフレ化で大きくなりすぎた葬式費用が生活を圧迫することで、簡素化される世帯が多くなってきました。